親切系 通信管理士マスター壱号のウェブログ

今朝の朝日新聞に載ってましたね。

ネットバンキングの被害額が急増しているようです。

2014年1月～3月のこの3ヶ月間で、

・個人被害額が5億3千万・・・1年で9倍に。

・法人被害額は1億４千万・・・１年で35倍に。

2013年10月～12月の3ヶ月間から比べると、法人の被害額が急に跳ねあがっています。

その中の多くが中小零細企業のようです。



被害の多くが、中小零細企業であることが、何となくわかるような気がします。

私も、日頃の営業訪問でウイルス対策どころか、Windows XPで平気でネット接続している

小規模零細企業に出くわすことがあります。

全般的に、そういう企業は、IT知識に乏しく考え方が安易です。



現状では、法人に対する不正送金に補償は行なわれていません。

急増するネットバンキングの不正送金問題で、全国銀行協会は、

被害を受けた法人に対して補償する方針を固めたようです。

ただ、補償に応じる際の条件がまだ決まっていませんので、

全ての企業が対象になるかはわかりません。

いろいろと、条件を付けられると、自ずとその条件をクリアできない企業も出てくるはずです。

特に、小規模零細企業の中にはその対応ができないところも出てくると思います。



銀行協会の動向はさておいて、今、ネットバンキングを利用されている小規模零細企業の皆さんは、

今一度、社内のウイルス対策を見直してみてください。

・パソコンは最新のOS（windows 7以上）になってますか？

・パソコンのウイルスソフトは常に最新ですか？

この2点だけは、最低の中の最低条件です。

そのうえで、この機会に、

ウイルス対策を含めたセキュリティ全般の基本的な勉強もしておくといいです。

不正送金を防ぐ最初の一歩は、皆さんの意識からです。

自分の会社は、自分で守る。銀行は助けてくれません。